SOILーSHOP生物教材製作所 / 自習室

高校生物の予習&復習&自習

植物ホルモン

【101】日長と花芽形成

植物にとって“繁殖”への準備開始を意味する“花芽形成”は超重要イベントである。“花芽形成”の指標として日長(あるいは連続暗期の長さ)を利用することで、同じ地域に生息する同種個体の繁殖時期を揃えることができる。 日長と花芽形成(短日植物) 日長と花…

【98】気孔の開閉

孔辺細胞のフォトトロピン(光受容体)が青色光を受容すると、細胞内のK+濃度が上昇して細胞内の浸透圧が増加し、孔辺細胞が吸水して気孔が開く。一方、乾燥などでアブシシン酸(植物ホルモン)が増加すると、細胞内のK+濃度が低下して細胞内の浸透圧が減…

【85】小胞体とゴルジ体

ゴルジ体(層板エスカレーターモデル) ゴルジ体(チューブ移動モデル) 小胞体→ゴルジ体 2種類の小胞体 【補足】 リボソーム(mRNAの塩基配列をもとにアミノ酸を連結し、ポリペプチド鎖を合成する細胞小器官。rRNAとタンパク質の複合体。) 粗面小胞体(リ…

【69】伸長成長&肥大成長

伸長成長&肥大成長 植物ホルモンの”ジベレリン”や”ブラシノステロイド”、”エチレン”は、細胞膜のすぐ内側にある微小管(繊維状のタンパク質)の配置を決める。 微小管の配置が決まると、細胞壁を作るセルロース(繊維状の多糖類)の配置が決まる。 次いでオ…

【68】重力屈性

細胞分裂&伸長成長 茎から根に移動してきた“オーキシン”は、根冠で折り返して皮層を遡り、根冠からやや上部の細胞の成長を促進する。 根端でのオーキシンの極性移動 根冠のコルメラ細胞では、重力に従ってアミロプラストが沈降すると、オーキシンを輸送する…

【67】光屈性

細胞分裂&伸長成長 植物ホルモン“オーキシン”は、茎の先端で合成され、やや下部の細胞の成長を促進する。 オーキシンの極性移動 オーキシンは、膜タンパク質“AUX”を通って細胞内に取り込まれ、膜タンパク質“PIN”を通って細胞外へ放出されるので、植物体の中…