SOILーSHOP生物教材製作所 / 自習室

高校生物の予習&復習&自習

2021-04-01から1ヶ月間の記事一覧

【66】アメフラシ&鋭敏化

アメフラシ(軟体動物/腹足綱/ウミウシ類)の“水管“を刺激すると”鰓“を引っ込める。(反射) さらに、”水管”を刺激し続けると、やがて“鰓”を引っ込めなくなる。(慣れ) ところが、“水管”を刺激すると同時に、“尾”も刺激すると、“水管”へ弱い刺激を与えるだ…

【65】アメフラシ&慣れ

アメフラシ(軟体動物/腹足鋼/ウミウシ類)の“水管“を刺激すると”鰓“を引っ込める。 アメフラシの“鰓引っ込め反射” ”鰓引っ込め反射”は、"水管”からの感覚ニューロンと”鰓”に向かう運動ニューロンの間のシナプスを、興奮が”伝達”することで起こる。 シナプス…

【64】色素胞

体色変化と色素胞(黒色素胞) メダカは、真皮に4種類の色素胞(黒色素胞,黄色素胞,虹色素胞,白色素胞)を使い、周囲の明るさや色彩に合わせて体色を変えている。 色素胞と色素顆粒 色素胞(色素細胞)の内部には多数の色素顆粒があり、微小管に沿って色…

【63】キモグラフ

ミオグラフ&キモグラフ “キモグラフ”では記録用の円筒が低速で回転するので、連続して刺激を与えながら、“刺激の頻度”と筋収縮の関係を記録できる。 単収縮 1秒間に1回程度の刺激を与えると、約100ミリ秒(0.1秒)間ほどの短い筋収縮(単収縮)が起こる。 …

【62】ミオグラフ

ミオグラフ&神経筋標本 神経から筋肉に興奮が伝達されると、10mS(ミリ秒)程の“潜伏期”の後、50〜100mS(ミリ秒)程かけて筋肉が収縮し、さらに(荷重の大きさによるものの)50〜100mS(ミリ秒)程かけて弛緩する。 “ミオグラフ”では記録用の円筒が高速で…

【61】興奮収縮連関

筋原繊維の構造 興奮収縮連関 筋収縮に関わる物質 ①ミオシン頭部がアクチンに結合できない...。 ②カルシウムイオンがトロポニンに結合すると…。 ミオシン頭部がアクチンフィラメントに結合する。 ④ミオシンがアクチンを手繰り寄せる。 ⑤ミオシン頭部にATPが…

【60】滑り説

筋肉>筋繊維(筋細胞)>筋原繊維 筋繊維(筋細胞)の内部にある”筋原繊維“が収縮すると、筋繊維(筋細胞)が収縮し、筋繊維(筋細胞)の束である筋肉全体も収縮する。 サルコメア(筋節) 筋原繊維は、太い繊維(ミオシンフィラメント)と細い繊維(アクチ…

【59】視細胞と視物質

15秒ごとに“赤リンゴ”→“全面白”→“全面黒”と画像が切り替わります。 まず、“赤リンゴ”を15秒間見つめてください。 15秒後、“全面白”に切り替わると、どのように見えるでしょうか? 実験1(赤リンゴ) 実験成功のコツは、“視線を固定すること”と“瞬きを我慢す…

【58】前庭&半規管

耳(外耳&中耳&内耳) ”耳”は、音(空気の振動)を伝える”外耳”、骨の振動を伝える”中耳”、リンパ液の波を伝える”内耳”に分けられる。 内耳(前庭&半規管&うずまき管) 内耳(前庭&半規管&うずまき管)を満たすリンパ液の動きに伴って“感覚毛”が動くこ…

【57】遠近調節

カメラや、イカやタコの眼球では、レンズ(水晶体)の屈折率を変えずに、レンズと撮像素子やフィルム、網膜などとの距離(眼球の奥行き)を変えることで、遠近調節を行なっている。 レンズと焦点距離(イメージ) 一方、ヒトの眼球は直径24mm程で、遠くを見…