SOILーSHOP生物教材製作所 / 自習室

高校生物の予習&復習&自習

2021-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【56】中枢パターン発生器

屈筋と伸筋 屈筋と伸筋が、交互に“収縮&弛緩”を繰り返すことで、歩いたり走ったりすることができる。 中枢パターン発生器 同じ周期で興奮を繰り返す信号が、“中枢パターン発生器”を通過すると、交互に興奮を繰り返す信号に変換される。 中枢パターン発生器…

【55】全か無かの法則

ニューロンに生じる活動電位の大きさ(ナトリウムイオンとカリウムイオンの濃度差)は毎回ほぼ一定で、活動電位は”発生する”か”発生しない”かの二通りしかない。 全か無かの法則 外部(他のニューロンや感覚細胞など)から加えられる刺激が一定の大きさ(閾…

【54】EPSP&IPSP

中枢神経の興奮性シナプスでは、①"グルタミン酸(興奮性の神経伝達物質)"などの神経伝達物質がシナプス後細胞のリガンド依存性ナトリウムチャネルに結合し、②リガンド依存性ナトリウムイオンチャネルが開いて、④シナプス後細胞にナトリウムイオン(陽イオン…

【53】興奮の伝達

興奮の伝達 ニューロンの軸索を興奮が“伝導”し、ニューロンとニューロンの間を興奮が“伝達”する。 シナプス シナプス小胞は、軸索内の微小管とモータータンパク質によって、神経終末まで運ばれている。 興奮が神経終末まで“伝導”してくると、神経終末の電位…

【52】跳躍伝導

有髄神経 脊椎動物のニューロン(神経細胞)には様々な種類の“グリア細胞”が付着していて、血管からの栄養分を供給したり、興奮の伝導を補助したりしている。 オリゴデンドロサイト (中枢神経のグリア細胞) シュワン細胞 (体性神経のグリア細胞) グリア…

【51】膜電位とイオン

普段、細胞外に対する細胞内の電圧(膜電位)は−70〜−60mVに保たれている。 ニューロン(神経細胞)の細胞膜が活動電流などの刺激を受けると、刺激された部分の膜電位が瞬間的に逆転する。 膜電位の記録 細胞膜の内外で電位差が生じること(分極)の原因は、…