【41】ウニの発生
ウニの卵は、ヒトの卵と同じように卵黄が均等に分布する等黄卵で、卵割の進み方もヒトとよく似ている。
受精卵を地球に見立てると、北極&南極が動物極&植物極、経線に沿った卵割を“経割”、緯線に沿っ卵割を“緯割”という。
卵割の進み方には、生物のグループごとに傾向がある。卵割の様式は、卵に含まれる卵黄の“量”と“分布”から大きな影響を受けている。
【関連記事】
【補足】
- 発生(受精卵が個体になるまでの成長過程。)
- 胚(受精卵が個体になるまでの間の状態。)
- 個体(摂食や光合成などによって外界からエネルギーを摂取できるようになった状態。)
- 卵割(発生初期は、通常の体細胞分裂より“短い細胞周期”で“同調した分裂”を繰り返す。)
- 割球(卵割によってできた細胞。卵割のたびに、割球は小さくなっていく。)
- 原腸陥入(胚の一部が、胚の内側に向かって突出し、将来の消化管になる空間をつくる。)
- 三胚葉(内胚葉&中胚葉&外胚葉)
【参考資料】
- 吉里勝利(2018).『改訂 高等学校 生物基礎』.第一学習社
- 浅島 誠(2019).『改訂 生物基礎』.東京書籍
- 吉里勝利(2018).『スクエア最新図説生物neo』.第一学習社
- 浜島書店編集部(2018).『ニューステージ新生物図表』.浜島書店
- 大森徹(2014).『大学入試の得点源 生物[要点]』.文英堂